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20年前のパリダカワークスマシン

20年前のパリダカワークスマシン・NXRの開発物語を読み終えた。
アフリカツイン乗りならヨダレモノの、「HRCのNXR開発奮戦記」。

全体の構成がバランスよくまとまっていて、開発風景が生々しく展開される。

試作1号機の初組立の緊張感は、同じメカ屋が読むと胃がキュウっとなる気持ちだ。
どこも同じなんだよなあ(笑)。

タイヤテストでは、参戦するフランスホンダの監督自らがブロックをナイフ(オピネル(笑))で削っていくくだりでは、現場の男の意気込みがアツく感じられる。

全編通して、異分野のエンジニアが読んでも応用可能なメカ開発のヒントが隠されていて、大変勉強になった。

競合のBMWから優勝祝賀の手紙をもらったという話にはじーんとさせられるし、ナビゲーションシステムの開発にはこれほどの労力が割かれていたのか、と驚かされた。

特筆すべきは、巻末に参戦したラリーの整備記録が掲載されてることだ。
想像よりオイル交換の頻度が少なく、ドライブチェンの交換が多かった。
文中で「水のような」と形容される、砂での磨耗が激しいのだろうか。

最後に、フランスホンダの名物メカニック、ギー・クーロン(当時の雑誌では「ライオン丸」と呼ばれてた)の写真も多く、大変懐かしく感じたことも加えておこう。

この本は現在、復刊交渉が進行中らしい。
すばらしく濃い本なので、復刊されることを祈っている。

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