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初めての山形(2)

泊まった宿は、山形市街中心部にある、激安セルフな、最近のガソリンスタンドのような宿。
「夕食なし・朝食は材料あるから勝手にやって」で、1泊¥3,500。
夕食は近所の鮨屋で軽くつまみ、朝食はトースト,サラダ,カフェオレ,オレンジジュース。
朝食はこう書くと少なく感じるが、自分で勝手に作った大盛りサラダ・ドリンクぐびぐびなので、ボリューム充分なのだ。

チェックアウト時刻ぎりぎりに宿を出て、宿のすぐ近くの山形美術館へ。
シャガールの絵で少しウツになりながらも出たら、朝に本降りだった雨は小降りで、レインウェア不要な天気。
11:00、米沢近郊の林道目指して、R13を南下し始めた。

林道前に腹ごしらえ、南陽市内の食堂しょうが焼き定食
ラーメン・餃子が自慢の店らしいけど、定食も副菜多くて大満足。
最近、旨い定食屋に対して嗅覚が鋭敏になってきたような気が(笑)

満腹になったら心挫けて、林道中止。空模様がかなり怪しいのだ。
そのまま、R13,R121を繋いで福島県・喜多方市に侵入することに。

米沢の街を過ぎて県境の山に近付いた頃、本降りの雨。
Tシャツ1枚の上にレインウェア着込み、気温は24℃。
雨の冷たさが、レインウェアのみ隔てているだけで、きもちいい。

いくつものトンネルを抜け、喜多方に入ると、雨は小降り。
R121を外れ、喜多方市街を抜け、会津若松の市街を避けるルートで南下する。
帰りのルートは、暑さを避けて山を繋ぐことにしたのだ。

会津若松の西・会津高田から会津田島までは、通ったことのないR401・R400で向かう。
先日乗った会津鉄道と並んで走るR121は、比較的交通量が多いので敬遠した。
R401・R400は、博士峠・舟鼻峠を越えるワインディング。交通量少なく、舗装林道に近い趣き。
こういうとき、大排気とブロックタイヤの組み合わせは便利だ。雨降る山でも、路面を気にせず開けていける。

会津田島の「道の駅・たじま」に着いたのが、16:00過ぎ。
小休止して、今日埼玉を出てきたらしいライダーに栃木県側の天気を尋ねる。
「路面は濡れているが、降ってはいない」との言葉を信じて、レインウェアを脱ぐ。
16:30に再出発。

それから3時間後の19:30、いつものように日光・足尾経由で自宅到着。
2日間の総行程は、476mile(762km)だった。

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