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「レーサーの死」読了

大きく分けて、5編のエピソードから成る。
「このような事故だった」というのではなく、「このような男が、このような死を迎えた。そして、このとき周囲の人たちは・・・」というルポルタージュ。
科学的記述は、ほとんどない。

最初は、アイルトン・セナと前日の予選で亡くなったローランド・ラッツェンバーガー。
報道の裏側を大きく採り上げ過ぎで、結果的に文章がバラバラ。
「何が言いたいのか、さっぱり解らん」な駄文になっていて残念。

他の4編は、1960年代後半から1990年代前半にかけての、国内レースの事故を採り上げている。
4輪レーサーについてはまったく知らなくても、当時のレース界の負の側面と警察のダメダメぶりが興味深く、ルポとして楽しめた。
福沢幸雄(福沢諭吉の曾孫)が亡くなったとき、トヨタはすべての物的証拠を隠してしまっても警察は追及しなかった、とか。

セナの章以外は、一読の価値あり。

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