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辛の国では

朝食前に、散歩をした。
時刻は7時前、近くに大きな公園があるが、ウォーキングや犬の散歩をしている人は少ない。
というか、犬を連れてる人を見かけない。それは、つまり。。。アレだから?(笑)

ホテルの朝食は、日本人向けのバイキング式。
日本のビジネスホテルによくあるレベルの。
それに対し、韓国風のスープや漬物・和え物がプラスされる。
キムチは、当然デフォルトで。

9:00から21:00までは仕事。
日本から送った部品も紛失せず、順調。
以前上司が行ったときは、部品が輸送中に紛失して、ホームセンターに買出しに走ったそうだ。

昼食は、お客さん先の社員食堂で。
1食4,300ウォン(¥375)。
思ったより高い。現地法人の韓国人も、外ではこの値段ならもっとボリュームがあるはず、という。
ここでも、キムチは有無を言わさず付いてくる。
また、温かい素麺のようなものを選ぼうとしたら、韓国人から「ソレ辛いですよ」と警告が。「赤くない=辛くない」ではないから、油断がならない。

休憩時、工場内の自動販売機でサイダーを買った。
日本では絶滅しつつある250ml缶で、600ウォン(¥52)。
缶は、冷たいものしかないので少しツライ。
紙カップのホットコーヒー自販機は別にあるが、暖かいお茶というものはない。

21:00、仕事を終えてホテルに戻って夕食。
夕食は、組立作業者の若者たちと焼き鳥の店へ。
店は居酒屋のようなメニューと雰囲気で、他の客も我々同様、数人単位の宴会状態。

鳥は日本の串刺しタイプではなく、手羽先を2種類の味付けで焼いたもの、それに韓国風おでんと卵焼き等々にビールを一杯。
手羽先は、一方は普通に塩焼きだが、もう一方は辛い味付け。ただ、この辛さが本格的カレーのような深さがあって、非常に旨い。
若者たちがガンガン呑んだけど、一人あたり18,000ウォン(¥1,560)。

今日一日食べて、確信したことがある。
この国では、辛さから逃れられない。

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