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十日町残件

先日の旅行で訪れた十日町またはその一帯について、文化的(?)側面の気になった点を三つほど記しておく。

■「妻有地方の暮らしと歩み」
十日町市立博物館で販売されていた冊子であり、その内容は妻有に住むフツーの人々が自然科学や人文科学、または日常生活について記録したものである。
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中でも興味深いのが、「木羽へぎ」という職人の自伝。
屋根を葺くというのは、萱であれ瓦であれ、大工が行う作業のひとつだと思い込んでいた。
それは大きな間違いで、瓦葺きの職人は現在でも独立した職業であった。
そして、木の板で葺いた屋根は、およそ見かけよりはるかに精緻な職人技で成り立っていたことを、この手記は教えてくれた。
Dscn5474

■浅葱(あさつき)
へぎそばの店のテーブルのすみに、ニンニクのようなものが転がっていた。
そばの薬味に、ニンニクなんて使うか?

食後店員に尋ねると、それはそばの薬味として食する「浅葱」だという。
浅葱って、形はニラに似た、小ぶりなネギみたいなものではなかったか?
ヨメがかじると、「辛い」という。ネギのような辛み。

帰宅後ぐぐると、そば屋のそれは、私が今まで目にしたことのある浅葱の、根の部分であることが分かった。
しかも、薬味に使うのは、妻有地方独特のであると。長岡の方まで行くと、その風習は無いらしい。

こんな狭い地域の食文化が、よく今まで残っていたな。
と同時に、よく広まらなかったな。


■古墳が無い
石器や土器は発掘されたのに、古墳が無い。
一帯は山と谷ばかりで、平野が少ないからか?
調べると新潟県全体をみても、古墳はわずか。
雪国で居住人数が少ない ⇒ 中央集権国家が育ちにくかった。。。からか?

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コメント

Makoさん>
建築物でも食でも、急速に自作の文化が失われていることが脅威に感じます。
>古墳
逆に、埼玉は古墳多すぎですね。
あの時代は、東国はイナカとみなされていたようですが、なかなか栄えていたのですね。

投稿: そーいちろ | 2013.07.21 21:15

民族的なことは、我々が急速に失っているものでありますね。
いたしかたないところでありますが、残念に思うところであります。
>古墳が無い
そうでありましたか。
稲作と狩り。河川の平野と丘陵とのバランスでありましょうか。
歩けば古墳のこのあたりに比べ、
そこにわずかでもあるという古墳は興味深いものであります。

投稿: Mako | 2013.07.20 00:31

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