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大英博物館展を見に行った

有休取って、大英博物館展を見に行った。

「玉琮」に見るヒスイの加工技術に眩暈を覚え、
「ウルのスタンダード」には「日本の四方転びの方が技術的には上だな」と優越感を感じつつも年代に敗北を感じ、
「アッシリア戦士のレリーフ」の細部の表現で当時の弓の作り方を想像し、
「アメリカ先住民のパイプ」の吸い口が平たいのは骨格の違いに因るものかと訝しげに想い、
「ミトラス神像」では大理石製の波打つマントに驚嘆し、
「アストロラーベ」は裏の刻印も見せるように展示しろと美術館学芸員を少しだけ非難し、
「柿右衛門の象」には稚拙な花柄に落胆したところで追い討ちを掛けられるように見た「アメリカ選挙バッジ」に、コンナモン展示スンナヨと夢から覚めた。

大英帝国が略奪し自国民には無料で公開しているものを日本人は¥1,600払って見ることで、さらに現実に引き戻されることウケアイだが、それでも見て良かったと満足した。
Dscn8501

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