読書メモ 150714
「自然農法 わら一本の革命」 福岡正信
20年ほど前から存在は知っていたのだが、「読むほど農業に興味ない」と素通りしてきたが、わずかながら土いじりするようになると、もはや素通りは出来ない。
「本当にやらなければならないことは何なのか」と、近代農業からそぎ落としていった結果が記されていて、それは私の「勤め人の余った時間を利用して、出来るだけ楽して収穫を得たい」という考えと一致しているが、1/3ほど哲学的な文章を著しているところが鼻につく。
農法について具体的には記されていないので、教科書としては使えない。
考え方を汲み取って、自分の作業に応用を利かせる必要がある。
著者の主張する「無農薬野菜は薬も手間も掛けないのだから、安く売って然るべき。安く売らないと広まらない」
という点は、完全に同意。
現在世の中にあふれている無農薬野菜は、余計な手間をかけてるか、利幅を取り過ぎているか、どちらかだと疑念は消えない。
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